絵柄はもう10年以上も前だし少し古いな、って印象だけれど。
昔からこんな感じなんだなぁと言うのもあって安心。
それにしてもアイドルオタク描写がリアリティありすぎて吹いた。
主人公の女優転進からドラマ撮影まではまあ、うん、伏線なのかなぁ。
警備員の薄気味悪さと喋らない事の怖さは良く出てたなぁ、とか。
段々現実と幻想が混じるのは見てて実に面白い。
カット、やテイク○○の声はこれ現実なのかなぁ、とか。
精神的に追いつめられていって演技なのかリアルなのか分からない描写も良い。
主人公にしか見えない彼女も最初はきっと幻影なんだろうなぁ。
作中作の台詞を借りれば依り代を得ちゃった訳で、それがラストのアレなのかなぁ。
でもそう考えると本体は彼女でなくて彼女の……?
外れちゃうと戻ってた訳だしそう考えるべきなのかなぁ……?
ガラス窓に映ってた描写からするとあの軽やかな追跡の実体は凄い怖いというか。
動けるアレ。何それ怖い。
でも幻想と違って警備員はトラック運転出来ていなかったのですよね、うん。
ラストでトラック運転してニタニタしてれば完全にホラーだなぁと少し期待していたり。
結局エンディングでああなってたけれど……社長は死んでた訳で。
となると一番可哀想なのはアイドル仲間2名なのかなぁ……?
死亡描写は無かったはずだけど社長もああだし主人公もマネージャーもああだし。
どうなったのかな……とか少し気になる所。
しかし良い作品でした、万人にお勧めは出来ないけれどっ。
他の作品もいずれ見て、故人を偲びたい所ですね。