「……ええ、随分時間が……」
「……るさいわね、アレだけ激しい移り変わり……」
「ふん、今度は干渉させないわ、出来ても精々……」
「……よ、それよりアンタ達の首尾は……」
「……誰!?」
「……気のせい?それにしては気配が……」
「何よ……バ、ヴァ……、その笑い方……」
「……ってるわよ、そう。全ては邪……マ……の為に」
「……い三のて……の復活……めに」
何処とも知れぬ悪夢めいた場所……否。悪夢の中に少女の声が響く。
その傍には巨大な影と細長い影。
何やら密談していたらしい。
「……バは闘……で、ヴァ……跡なのね……?」
「……んの召喚……げとは言っても大じょ……の方は……い器か、アンタなら……」
「……ですって?楽な訳……たつの異界の維持……のよ?」
「精々失敗し……もし失……のよ。あいつらのた……からね?」
「もうじき……の時こそ、計か……よ」
愉悦と緊張感を孕んだ口調で、少女は続け、傍の闇が笑った。
何が起こるのか、今は知る者は居ない。
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