取りあえず架空の物語を作り、そこから更に抜粋したな感じで。
少年と少女の物語?
創作ばとん
これから出す文に続けて短文を創ってみてください。
楽しんでいただけたら幸いです。
*そっと差し出した僕の右手
君がその手を握り返したのは戯れだったのかもしれない。
だけど僕にはそれが、何よりも尊い物に思えたんだ。だから僕は君の為、戦おう。
*手にしたジョーカーは
思いがけない気まぐれから手に入れた物だった。
嗚呼、私に彼を使いこなす事が出来るのかしら……?
*届かない声を
届かない歌を誰よりも君を愛していたと。罪深い僕だけど、此処に誓おう。
*愛しい君への断罪は
心を引き裂かれた様な痛み。ああ、でも彼がそう望むから、私は笑って罰を下さなきゃ。
*光の無い廃墟で
虚ろな目をした少女が一人。茫洋と佇んでいる。その手には彼の形見の剣。
*知らない。僕は知らない
何故君が望んだ事を叶えたのに、君がそんなに消えちゃいそうなんだ。分からない。
*にんまりと嗤った唇を、
私はそっと指でなぞる。ああ、この歪んだ姿こそが、彼を喪った私の姿なのだ。待っていて……。
*タナトスと共に
今すぐ貴方に会いに行くわ。そしてまた二人で、一緒に……。
*華やかに秘めやかに
心の内に花を咲かせた、そんな君を失いかけているのは……僕のせいなのか?
*僕の最後の「愛してる」は
君に歪んで届いてしまったんだね。でも諦めないよ、君に正しく伝わるまで、僕は……。
*夢見るばかりの小さな僕を
優しく包み込む思い出。全ては君に貰った物だから。今この優しさを届けに行こう。
*微かに聞いたその歌の
懐かしい声、愛しい彼の声に……嗚呼、彼は私を愛してくれていたのだと、自然に理解した。
*「ああ、やっと終わりが来る」と
異なる場所、されど同じ瞬間に呟かれた彼と彼女の声。
向かう場所は違えども、想いは重なり。奇跡ではなくとも、小さな幸せを運んで。
物語は此処に、終幕を迎えた。
-古代物語「とある少年と少女の物語 終章 二人の別れ」 より抜粋-
お次はだぁれ?
此処を見た……見てしまったそこのアナタ。
ささ、どうぞ持って行って下さいな(ぉ
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