・クラブウォーリア：巨大な棍棒を携えたドワーフ族の基本歩兵。
作業用の槌や棍棒をそのまま武具として扱う為、すぐに戦闘態勢を取れるのが強みである。
ドワーフの膂力と武器の性能もあり基本兵でありながら戦闘力は高い。
反面防具は軽装で厚手の手袋程度の為、防御は苦手である。

・プレートウォーリア：全身を自ら鍛えた防具と盾で固め、剣で武装した装甲歩兵。
守りが苦手なドワーフ族にとっては重要な防御役を担う。
数を揃える為と小柄な体躯を補う為に、女性のドワーフがこの役を担う。
装備している武具は自ら鍛えた物を使うのが一般的である。

・アックスウォーリア：2丁の戦斧を携えたドワーフ族の攻撃役を担う歩兵。
その攻撃力は歩兵に置いては全種族中最強を誇り、他の追随を許さない。
しかし防御を捨てて全てを攻撃に注ぎ込む為、守備力は非常に低い欠点もある。
防具も革鎧に角兜程度である上に動きも鈍い為短期決戦の必要がある。

・トンネラー：ドワーフ族の工作・偵察兵。地中に通路を掘り塹壕を作成し偵察を行う。
手にしたスコップで戦闘も多少は行えるが戦闘力には期待出来ない。
その代わり地下通路を利用しての移動速度は騎兵に並ぶ程である。
頭には光を放つ特殊な道具(ライト)付きの帽子を被っている。

・アックスライダー：斧と甲冑で武装したドワーフ族の騎兵。
斧の射程が短く攻撃力はドワーフ族中最弱であるが、歩兵に対しては無類の強さを誇る。
とは言えドワーフ族は基本の攻撃力が高い為、防衛側も気を抜いて良い相手ではない。
騎乗する馬は小柄であるが跳ねる様に走る為、山道や悪路に強い。

・ランブルライダー：斧と剣で武装し白馬に跨るドワーフ族のエリート騎兵。
その攻撃力は絶大で、重装備で固めた人間の聖騎士さえも凌駕する。
守備に回ってもドワーフ族の中では1，2を争う防衛力を発揮する。
騎乗する馬は白く巨大な種類であり、持久力に優れ走る場所を選ばない。

・ゴーレム：ドワーフ族が作り上げた自動人形、城壁破壊用の兵器。
木で作った棍棒を持ち堅い石の体を持つため動きは非常に遅い。
騎兵相手の場合は壁とする事で防壁代わりの活動も行う事が出来る。
かつては内部に空洞を作り、居住する事も出来たゴーレムも存在したらしい。

・フライングゴーレム：ドワーフ族の知恵と技術の結晶、施設破壊用の兵器。
鉄の部品を組み上げ、空飛ぶ機械として作り上げられたそれは上空から敵地を襲う。
運用には軽い女性のドワーフが操るしかない為、攻撃力はやや低めなのが欠点か。
ドラゴンを模したフォルムで、多数運用し相手を威圧する様はまさに圧巻である。

・パイオニア：ドワーフ族の職人の中でも開拓技術に優れる者達。
鍛冶や鉄鋼技術に優れ、瞬く間に街の基礎を作り上げてしまう工兵でもある。
新たな街を開拓した後はその地から離れることなく発展の為に尽くす事を誓っている。
その為ドワーフ族の中でも腕利きの職人のみが選ばれる事となる。

・長老：ドワーフ族を一手に取り仕切る長老、特に最年長の者が就く事が多い。
外見から年齢を判断しづらいドワーフ族だがそれ故に年功序列制度は非常に強い。
その為長老職に就く者には金色に輝く鎧兜が贈られ、その権威を示す事となる。
彼らはその威容を持って敵地へと乗り込み、恭順を求める任務に就く。