怪盗を名乗る方が自分の持ち物を奪っていった。
その場合、大概は犯人が何処にいるか分からない為、逃がしてしまえば諦めるしかない。
しかし、今回ははっきりと名前を名乗っていったのだ。
あの怪盗ルーの様に。
「ふふふっ……抱き枕にする、とか言ってたですよねぇ……くくくっ」
ならばそこを逆手に取ってやろうではないか。復讐、制裁は肉体的よりも精神的に。
出来るならば社会的に下してやる事が効果的だと少女は考えていた。
よって、抱き枕として送りつけたのはとても可愛らしい存在。
「くすくす、誰かが見たらどんな反応をしてくれますかねぇ……?」
暗い笑みを浮かべ、少女はその存在を怪盗(を名乗った事になっている)相手の家へと放り込んだ。
※今回のお話の犠牲者は、完全にネタで巻き込まれております。
引きつった笑みで許す、天災の様な物だと思う、猟犬に噛まれたと思うの内から、好きな物をお選び下さい。
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