取り出したるはブルーベリーが漬け込まれた小型の瓶。中身はおよそ1リットルと言った所か。

「実はジャムにしちゃいたいし、準備もオッケー……さて、それじゃあ引き上げっと」
以前の桃ワインとは違う、果実の小ささに少々手間取りながらも引き上げ完了。
ブルーベリーは片手鍋に放り込まれ、酒自体はしっかりと濾しつつ容器の中へ。

「後はこのまましばらく置いて……かなぁ。時間経つとどんな味になるんだろ♪」
ジャムを煮詰めつつ、容器に詰まった酒を見て呟く少女。
……ちなみにジャムはあまり固まらなかったらしく、早々にパンに塗ったりヨーグルトに混ぜて使用予定とか。

そして開いた容器は綺麗に洗い、消毒を施して次の果実酒の準備を進める。

「今度はレモンを漬けてみようっと♪出来たらソーダ割りとか美味しそうだよねぇ……♪」
ウキウキとした気分でレモンの皮を剥き、氷の魔法で閉じ込めて凍らせる。


どうなる事やら？