「それじゃあまずは5F、ケルベロスからだね」
基本的なボスの狙い方は闘技場とかで有名なミステリオさんが説明してるから、
ボクの視点でお話しするよよと言えば三人……否、他の子供達も揃って頷く。
「まずケルベロスの特徴は凄く守りが堅い事、そして眠りね。ブレスは10ダメージくらいかな。
だからどれだけ防御力を無視出来るかが鍵になる」
武器で言えば忍者刀やロンギヌス、メイスや賢者のロッド。それにパンプキンヘッドや魔法。
ボクならロンギヌスの槍とプリズムの盾、パンプキンヘッドの3つにくわえ剣が楽かなぁ。
そんな少女の声に、リンダが手を上げて質問した。
「防御が固いならメイスとかでも良いんじゃないの?」
「うん、だけど技が出る確率が少し低いからね、ロンギヌスだと安定してダメージが与えられる。
槍が得意ならロンギヌスの方が早く倒せると思うよ?」
さっきの装備で槍秘伝が15もあれば、4、5ターンで狩れると笑う少女。
「眠らされてパンプキン連続は怖いけれど、慣れてくれば狩りやすいボスだよね」
故に槍や槌を使う際には狙い安いボスではないだろうか。
「次に6F、メデューサだね。これは装備さえしっかりしてればかなり楽だねぇ。
運次第では心眼なんかのメデューサ狩り用の装備に整えなくても狩れるけど」
怖いのは石化と魔法の2つだ、と自動人形は指を立てて説明する。
「心眼はメデューサを倒すのが入手法としては楽かなぁ……まず流通しないし。
だから代用の装備を考えないと行けない」
オススメは聖者の盾だ、と盾を取り出しながら語る。
「これなら50%で石化も直せるし、時々体力も回復出来るからね。
それから封魔の鎧は効かないみたいだから、ブルーアーマーか賢者のローブ」
ボクは賢者のローブで魔法ダメージを抑えてたけれど、と続ける。
「後は武器や兜はお好みだけど、アンチマジックハンマーや回復用に神官の帽子。
愛の兜なんかも良いんじゃないかな?それでメデューサは楽に勝てると思うよ」
取りあえず今日はここまで、と手を叩き少女は話を終わらせた。
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