そこでは会議室の仲間達がオムライス作りをするらしく。
主賓はルーお兄様だそうで、皆気合いが入っております。
「ルーお兄様はお肉とかダメでしたよねー……ならこれで」
取り出したのは何か妙に巨大なエリンギ。
後で賄いのバター焼きとか作ろうかと思っているのはナイショ。
(そう言えばエリンギは大丈夫でしたっけ……前はなんて言ってたかなぁ……)
エリンギが嫌いだ、と言ってたのはルーお兄様だったか別の方か。
結構昔の、大勢での雑談だった記憶の為にぼやけていたり。
「……まあそれならそうで克服して頂きましょう♪」
にっこりと笑みを浮かべて少女は調理に取りかかった。
余談だが、卵焼き用のフライパンがない為か。
あんな風にきれいな半熟のトロトロに仕上げるのが苦手な小娘だったりする。
普段はオムレツなど作らず、炒り卵か堅めの卵焼きのみしか作らないのだ。
さてさて、どうなる事やら?
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