それは随分前に連絡が取れなくなった相手からの、突然の便り。
ああ、戻ってこられたのか……と少女は考え、そこに記された申し出に是、と答えを返した。
……数日後、何とそこにはゴシックなメイドの衣装が!
「ん~……着心地もなかなか……ふふ、たまにはこういう格好も良いですね~♪」
鏡の前でスカートを軽く摘んでお辞儀してみたり、くるりと回ってみたり。
一通り楽しんだ後で、一旦メイド服を脱ぎ……何やら色々と用意し始めた少女。
「やっぱり仕込める物は仕込んでおかないとね~……」
服の袷部分やヘッドドレスに針や糸を仕込み、靴には薄い刃を仕込む。
小一時間も立った頃には、素敵な仕込みメイド服の完成。
「ふふ、変な事をしてきた方もこれでバッチリだよねぇ……♪」
トレイの縁を研ぎ、投げ方次第では大根もバッサリ、というレベルまで持って行きつつ、少女は笑った。
※リコさん、ありがとうございました♪
PR