密かに祭りの後の会場に貼り付けられた一枚の肖像画。
そこには男女が合わせて19名、皆同じ姿をして描かれていた。
その中には工房の主である少女も含まれており、その服装は……そう、メイドだった。
「うん、ボクは今もそんな感じだし、拒否感も全然無いんだけれどねぇ……」
スカートの端を摘んで軽く持ち上げつつ、呟く少女。全く嫌がっている素振りはなく、むしろ喜んでいる。
しかしあそこに描かれていた方々の内一部は……。
「間違いなく、抵抗してるんだろうなぁ……でも、そっちの方が面白いかも♪」
同じ状況な訳だし、今回は遠慮無く観察も笑いも出来るだろう。
そう考えて少女は描かれた皆を観察する事にしたのであった。
※ツァイさん、素敵な絵を見せて頂きありがとうございました♪
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