管理者も解任願いが出されたりして、どうしようかと頭を抱えていた少女だが……。
「うん、やっぱり統括が足りなさすぎるよねぇ……」
何というか、自由に動けるであろうメンバーが少なすぎる。
一人の作業に慣れてきたり、あらかじめ無い物として考えるのに慣れるのは流石に不味い兆候だろう。
「最悪、大臣さん辺りでも無理矢理攫ってくるかなぁ……うん、開発さん辺りは元々こっちだし……」
少女は何処か淀んだ目でぶつぶつと呟き、ペンを走らせている。
横に積まれた羊皮紙には管理者候補、と書かれた名簿に加え統括勧誘候補、と書かれた物が加わった。
「せめて……せめてまともに動ける方を……三ヶ月位のお試しでも良いからさぁ……」
真っ黒な魔力の波動を放ちつつ、頭を抱えている少女。非常に近寄りがたい雰囲気である。
「本気で、仕事を任せられるかなぁって思える程度でいいから、一人で良いからぁ……」
何かに縋る様な声の調子。本気で困っているらしかった。
※以下致死レベルの猛毒成分一杯なので本気でスルー推奨。見ても文句は受け付けません。
今の状況じゃ、正直止めようにも止められない訳で。止めるつもりは無いけれど先は分からないし。
二人欠ければもうダメとかね。うん。本気で居ても居なくても同じというか、居ない物として考える状況は勘弁。
一月に少なくとも両方動けないとか分かってるけど、信じ切れず頼りきれない状況とか。イヤになってくる。
本気で一度、一ヶ月位動かなくなったらどうなるかなぁと見てみたくもなる。迷惑だしやらないけれど。
しわ寄せが誰に行くかを考えてしまうから、出来ない。きっと状況が変われば躊躇わずやるけれど。
色々な所を見てて、思う所もあったりする。皮肉にもならない文句言いたかったりもするけれどね。抑えた。
……ああ、鬱陶しい。
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