それは普段ならばあり得ない光景。誰かに聞いたら笑ってしまいそうな光景。
……誰が信じられよう?少女がお兄様と呼び慕う相手(※1)が「ネギ」を手に、額に「命」と文字を書いて、
王宮の周りをぐるぐると必死に(※2)走り回っているなどと!
……一瞬呆然とした少女だったが、即座に気配を消すと後を追い始めた。
その姿を目に焼き付ける為(※3)に。
※1:ルーお兄様の事。役職は国王様、優しく素敵なお兄様。ちょっと苦労人な気も……?(ぇ
※2:それはもう涙目になっている位に。
※3:取りあえずネタになりそうな物は記録。これ基本。
PR