・限定版と言う事でボックス型のケースと絵本型ブックレットを入手。
……ブックレット厚っ!?ボックスは7面、サイコロの展開図+1な感じでブックレットの挿絵。
今回も相変わらずの歌詞表記に凄く安心した様な読み方に頭を悩ませた様な。
曲や歌詞はメルヒェンのタイトル通りにグリム童話原作のを6つ+1つ、そして始まりと終わり。
いや隠しトラックが一繋がりでざざっと入ってはいる訳ですがね?
と言う訳で各曲感想。
・宵闇の唄:おお、テレーゼ母さんの絶叫から続いてる……という感じの出だしから。
途中で歓びの唄やら何やらが入ったり色々カオスな10分強。
ブックレットでは見開きの2ページだけなのに右側が残り2分くらいの時に歌い出して、
怒濤の様に進むってどういう事なの……。
エリーゼのソロパートはイドイドよりミクっぽかった感じ。ノイズが少ないからかなぁ?
陛下の感覚は前回同様、読み方の悩みも同様。
始まりに良い感じのダークさと激しさだと思うのです。
・火刑の魔女:復讐のテーマは子供?原作はヘンゼルとグレーテルかなぁ。
魔女さんは復讐された訳だけど考えると凄い悲惨ですよねこれ……。
因果応報かもだけど正気に戻った後はもう本当に、ダークさ全開ですね。
ヘンゼルとグレーテルの歌い方もホントに子供っぽい感じというか舞台っぽい。そしてウザいw
しかし一気にラストのおいハンス、に吹いた。あいつですかよっ!?
時系列的になさそうなのにどういう事なの……?
・黒き女将の宿:復讐のテーマは奪い返し?原作は何だろ。
REMI嬢の田舎イントネーションと戦争時のテーマのノリの良さ。
黒狐亭に行った直後の省略部分は丁寧口調なのに……あの台詞。
そして台詞的に無いと思ってたらまさかのじまんぐ。その配役はずるすぎるっw
挿絵的にはしとやかそうにも見えるからヒロインのその口調のギャップも素敵。
最後のとんとんとんとん……から私の……の部分は怖い怖い。
あれは殺すのを手伝わされて絶望って吊ったら抜かれた、で良いのかなぁ。
・硝子の棺で眠る姫君:復讐のテーマは原作参照、原作は白雪姫。
無理ー!とかぐぅーてんもるげんっ!とかおじさまでもよくない?それだ!とか早口だとか。
じまんぐの鏡に狩人爺ややら王妃様に安定のMIKI姉さんとかで凄まじいネタ曲具合。
歌詞カードの※一部楽曲と関係のない音声が流れております とかっ。コルテスってw
王子様の扱いもひどいというかメルメル容赦しねぇwという感じ。
だからこそ最後の復讐譚で一気に怖さが来るんでしょうねぇ。
まあラストのメルメルとエリーゼのバカップル掛け合いに全て持って行かれる訳ですがw
・生と死を別つ境界の古井戸:復讐のテーマは因果応報、原作はホレおばさん。
ただしお姉さんだったり健やかに悲惨だったりノリが軽かったりと明るめ。
復讐テイストも少ないし安心して聞けるかなぁ。
ヒロイン?の彼女がとことん明るいからで継母があれすぎだからと言うか。
実の娘の方は哀れだけれどそういうせいもあるのでしょうけれどねぇ。
そしてメルメルがまさかの親近感。井戸仲間っているのね……。
・薔薇の塔で眠る姫君:復讐テーマはご婦人の矜持って怖い@メルメル。原作は眠りの森の美女。
この曲のラストがあれであっちに繋がるのか……みたいなのはまあそれとして。
前2曲からすると落ち着いた穏やか曲。姫君は軽かったけどさ。
魔女の掛け合いは格好良いけど姫君は良い迷惑ですよね……ラストであれだけど。
そしてまさかの王子様再登場、彼のテーマがかかると反射的に吹くw
いやいやあなた頂きますとかその台詞は反則でしょうw
時系列的にはこっちが雪白姫より先になるのかなぁ?
最後のエリーゼの女性は怖い講座は実に楽しかったですw
・青き伯爵の城:復讐テーマは愛と憎悪は紙一重、原作は青ひげ。
多分ジル・ド・レェだと思う彼は大塚さんだけどそれより挿絵がまず怖いw
曲は死者ソングなので暗い感じですが……それも途中まで。
大塚さんの恒例の語りと思ったらまさかの単独ソングパート付き。
そして前の歌詞と相まってどう考えてもアッ-!なネタにされそうな「私の槍で!(ロンギヌス!)」
これは反則というか歌詞がこの辺あれだ……いかん、色々怖いイメージがw
悲鳴とかが飛び交うので難易度高めじゃないかなこの曲。
・磔刑の聖女:復讐テーマは無し。エリーザベト曲。原作は憂悶聖女……かなぁ。
エリーザベトのその後、メルとの再会、果たされた約束、永遠の別離。
途中に早口があったりメルとのデュエット風の所もあるのは死せる乙女以来か。
穏やかで悲しくて優しい曲。だからこそエリーゼの絶望と絶叫。
……エリーゼヤンデレった、可愛い!だなんて2回目以降にちらりとしか思ってないです、よ……?
エリザベートとテレーゼママの混じった感じなのかなエリーゼは、だからメル以外には復讐とか。
そんな考えが頭をよぎった曲でしたね。
・暁光の唄:陛下ソロ曲。記憶は戻りおそらく別離、消えてしまったのでしょうね。
あの歌詞とあのキーワードをラストに持ってきて、そして終幕。
ラストのあの台詞はもう少しゆっくりでも良かった気はしますが……良い余韻。
そして後に残った物は。
・ボーナス:7つの地平線を呼ぶ声。その先に何かある様な、その後ろに何かある様な。
何度も繰り返し聞けば分かるのかなぁ……。
とりあえず舞台風というか1期頃のが好きな感じの方には微妙にあわないかも、とか思う所もあったけれど、
どちらも行ける自分には問題なく。良いアルバムでしたね~。
今回もウェブ隠し曲とかはあるのかどうか、探してみますかね。
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