「少しだけなら、良いよねぇ……今の味も気になるし……」
そんな事を宣いつつ、コップに少しだけお酒を注ぐ。
まずは少しだけ口に含んで……。
「……っくぅ、これはなかなか……」
果実から抽出された成分のおかげで、酒が薄まっては居る物のそれなりに強い。
呑めなくはないが何かで割るなどした方が美味しいかな、と考える少女。
と、言う訳で昼間に市街地で購入してきたこの……。
「炭酸水で割ってみようっと♪どうなるかなぁ……♪」
酒が少量なので、薄めすぎない様に調整しつつ炭酸水を注ぐ。
お酒自体に甘味があるので、甘味料は抜きの炭酸水で。
「これで、よしっと……ん、美味し♪」
適度に注いでかき混ぜて、ブルーベリー酒ソーダの完成。
味も満足行くものだった様で、少女の顔は幸せそうに綻んでいた。
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