「アル~♪アルアル~♪」
紫の髪をした生き物(※1)の奇妙な鳴き声?が響く深夜の工房内。
それは小さな丸帽子を被り、チャイナドレス風の、スリットが入った下と一対の長袖上着を纏っている。(※2)
袖の先は大きめに膨らみ、両手を同じ袖から出せそうな幅である。(※3)
「アル~♪アル~♪」
体の前で腕を交差させ、手が出ている側の袖とは逆方向に腕を突っ込んでいるそれ。(※4)
何というか、何処かの怪しい商人か占い師に見えなくもない。胡散臭さ全開のその姿。
「ん~、これはこれで良いアルねぇ……♪」
どうやら罰ゲームの筈が随分と気に入ってしまったらしい。
満面の笑みを浮かべるも、それがまた信用しにくい笑顔であったとか。(※5)
※1:工房の主である小娘。外見年齢12歳程度・棒形体型・イメージカラーは紫系。
※2:脚部分に入ったスリットは深めだが、本人に見事なまでに色気がない。むしろ見る者の涙を誘う。
※3:暗器なんかを仕込むのにもバッチリ。投げ針とか匕首とか。
※4:良くあると思われる一般的な中国人のイメージっぽく。
※5:「良い儲け話があるアルよ~♪」等と言われ、変な壺を見せられる程度の胡散臭さ。
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