「~♪」
鼻歌交じりに工房内に紙片が舞う。外れクジを引き裂いた紙吹雪だ。
「ボクじゃないボクは喜んでたみたいだけどなぁ……うん、ボクにとってはどうでも良い事で」
細かく細かく引き裂いて、魔力を込めて放り投げれば無数の紙人形が列を為す。
「わざわざ売りに行くのも面倒だしなぁ……うん、良い訓練になるし♪」
紙片とは言え数百を超えればなかなかの負担となる。
それらを統率して踊らせてみれば愉快ではあるが魔力は減っていく。
「ん~、これはなかなか良い訓練になるかも……♪」
新たな訓練メニューとして取り入れる事を決定した少女でしたとさ。
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