はじまりは少女が中継地の統括会議についての準備を進めている時の事だった。
「ん~、今週は前に立て替え予告とか伝言しても動いてないあの方を……っと、お手紙?」
一人の管理者に出す伝言の文面を考えていたその時、人形が一枚の手紙を持ってきた。
解任願いと書かれた手紙に目を通し、ああ、一度に二人か……少女は小さく呟く。
この時はそれで良かったのだが……。
いざ会議が始まってみれば、更に移動の予定を告げられ、少し焦り始める。
今でも余り管理人は居ないか、待機メンバーくらいなのに……と。だがまだどうにかなると思っていた。
その翌日、更に一枚の手紙が届けられ……少女は机に突っ伏した。
「何でこんなに纏まってくるんだろ……不思議だよねぇ、あはははは……」
そう、それはまたしても解任願い。少女の笑みも何処か虚ろであった。
「居なくなったら探せばいい、かぁ……ふふ、そうだよねぇ」
数時間後、少女が知り合いを勧誘しに走り回ったのはまた別のお話。
備考として、誘おうと思った相手の半分以上が誘えない状況にあった事を此処に記入する。
※という訳で、中継地管理者さんを募集しております、ですよ~。
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